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「あー、えーと、そうね、うんムカついたから私の魔法の実験に付き合って。」
もう理由が無いなら無理に探さなくていいよ、聞いてるこっちも飽きてきたし。
その日、結構な火傷を負った。
あと少しで死んでたらしい。
あー、前回無傷だったのは今回のために貯金してたのね。
喜んでた自分が情けない。
あと、シーラーちゃん、死ぬ直前まで魔法当ててくるのは僕も予想してなかったよ。
4時間の間ずっと炎の中に居たせいで死にかけちゃったじゃないか。
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「おい、お前。そこのお前だ!!貴族の方から迷惑をかけられてると苦情が来たぞ!!直ちに罰するために裸になり膝をつけ!」
その日、僕は数えるのも面倒な数のムチを背中にくらった。
なんか、ミミズ腫れで済んだ自分が怖い。
警備の兵士さんが息を切らしていた。
なんか、貴族のお坊ちゃんたちのせいだけど僕が申し訳なくなっていた。
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「あ、あの、私、前から貴方の事がすきでした!!どうか私と.....あの、その、付き合ってください!!」
高校に上がって、初めて告白された。
素直に嬉しかった。
顔も可愛くて品を失わない程度に施されているメイク。
とても好みだった。
でも僕なんかと付き合っても幸せにできるのかな?あれ、猛烈に不安だ...
とか一人で考えて黙っていたら
「あー、んだよ、萎えた。黙ってるとかキッモ!マジでユミコがアンタと付き合おうとか言うわけ無いだろwww嘗めてんのかよwww」
告白してくれた女の子の後ろからギャルみたいな女の子が五人くらい出てきた。
あ、手にはビデオが....
なるほど、ドッキリをマジだと捉えた僕の恥ずかしい動画を撮りたかったのね、それは申し訳ないことしたなぁ。
そのあと女の子達はゾロゾロと帰っていった。
最後尾のユミコと言う人だけはペコペコと申し訳なさそうに頭を下げて誤っていた。
他の女子にバレないように。
うん、知ってる。
君はそんなこと本気でするような人ではないって分かってた。
色んな嫌がらせされてきたから悪意が有るかどうかはそいつの目を見れば分かる。
だからこそ僕は本気で悩んでいた。
まぁ、何事も無さそうなので良かったよかっ....
ごめん嘘、泣きそう。
なんか、肉体的ダメージは慣れてきてたけど、これは応えるなぁー。
はぁーー。
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