第2章

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一方。    「あいつ」は・・・。   「・・あっ・・・・やめ・・・・ろっ・・・」 「ん?どうした?」 クスクスと笑いながら 耳と尻尾を生やした少年を抱え込む、一人の男。 「耳・・・や・・・・・・・」 金色の髪と、黒い法衣・・・・・・・・という姿は ひどく違和感を与える。
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