マカロンパーティ

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「あなたたちは私を囲んで何してたの?」 少女がきくと、小人はめいわくそうに、まゆをひそめた。 「質問ぜめですなあ」 「あなたが『せめ』で、わたしが『うけ』で?」 「変わったのを見つけたらキョーミを持つのが人ってものでは?」 少女は小人をにらんで言う。 「煮るとか焼くとか言ってなかった?」 「食べるつもりだったんでしょう。マカロンのくせに人間さまを食おうなどと万死に値する。」そう言って少女がねめつけると、小人は小便をもらして、首を横にふった。 「食べるだなんてメッソーもない!」 「シャリアピンにしようだなんて考えてもいませぬです、はい」 「僕らはウサギの話をしていたのです」 「ウサギ?」 少女がくり返すと同時に、草むらがガサガサと音を立てた。振り返ると真っ白なマジパンが弾丸のような速さで飛び出した。それは確かにウサギの形をしていた。
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