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「ヒャッハア!言ってるそばから、いけにえのお出ましだあ!」
「今日のゆうげはステーキだ!」
「まあ、ステキ!」
小人が一気に活気づいた。
「矢を放て!射つらぬけ!」
「逃がすな!追いつめろ!」
「殺せ!殺せ!」
なんかもうキャラが違う。さっきまでファンタジーの住人だったのが、一瞬で縄文人になってしまった。
ピンクが振り返って言った。
「人間さんもご助力願いませう?」
「私はアリも殺せません」
少女が言うと、ベージュは肩をすくめた。
「全く、これだから温室育ちは。わしらの若い頃はなあ‥‥」
「ジジイかっ!」
そのとき、森が赤くかがいた。黒い煙が鼻をつく。誰かが森に火を放ったのた。
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