206人が本棚に入れています
本棚に追加
たていすからいや
おひちしはうかた
よしすりくなまの
うはやんきくこは
きかすしはきくか
ゆしはきつとかう
しはたはかふらく
そこにはひらがなが綺麗に並えられていた。
「なに…これ?」
「目が痛くなる…。」
俺と舞がこぼすと、クロがヒントを出してくれる。
「ヒントは右にあるよ。」
右にある…。
なんにも見つからないけど…?
ふと目を上げると、そこには真剣な表情をした浮羽がいた。
そんなに助手になりたいのかな?
その顔を見ていたら突然口元が緩んだ。
「なるほど、そういうことですね。」
そういうことって、もしかしてわかったのか?
「本当にわかったの?難しくはないけどこんなに速く…。」
問題を出したクロのほうが驚いていた。そう、あのクロが…。
「あ、舞さん。これ一つ貰っていいですか?」
浮羽が机に置いてある舞のクッキーを指差す。
「あ、うん。どうぞ。」
「ありがとうございます。それじゃあ今度は僕が持って来るので。」
「お、楽しみにしてるよ。」
まて、俺がまだ解けてないのに次の暗号の話をするなって。
最初のコメントを投稿しよう!