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一人腕組みをして難しい顔をしている私を三浦主任が見逃すわけがなく、首を傾げて声をかけてくれた。
「どうしたんですか?やっぱり何か都合が悪い事が…」
「あっ!いえいえっ、違うんです…」
断る理由を探していると勘違いされてはマズイ。これは恥を忍んでこの人に式までのスケジュールを聞いてみるのはアリか?
いや、その前にブライダルサロンに行けっと言われるだろう。
「あの、その…主任達はどこに相談に行きましたか?その…ブライダルサロン的なところ」
キョトンとした表情で私を見ている三浦主任。しまった…質問を間違えたか?
「もしかして…白石さんのところはまだ何も決まっていないのですか?」
驚きを含めた声で言われてしまったその言葉。やっぱり間違えた質問をしてしまったみたいだった。
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