4…dark side

3/21
443人が本棚に入れています
本棚に追加
/237ページ
高校受験もあるし、金沢に戻れ」 久々の祖母との会話は、別れの言葉だった。 ありがとう、とも お世話になりました、とも言わず。 僕は金沢に戻る。 「…初めまして。これからよろしくね」 明るく、美しいその人の名は、涼子さんという。 年齢は41才。父との子供はもう諦めており、 僕を自分の子供のように可愛がってくれた。
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!