PROFOUND SILENCE

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「指輪、落ちちゃった……!!」 突然、その空気感をぶち壊してくれたのが、つい先程カウンターに腰掛けた女。 素っ頓狂な声を突然上げて、床を這い始めた。 何なんだ…… オレはその異様な光景に暫し言葉を失い、 そして、思考を結論が出ないまま遮断された事に腹を立てた。 だけど、 やけに必死な形相の女にしまいには同情してしまい、小さな溜め息と共に席を立つ。
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