プロローグ

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蒸し暑い夏─── 今日はとても晴れた日だ。 夜空に何も障害物がなく、隅々まで見渡せるほどすみきっている。 現在、僕は天文学者で数人の助手と小さな研究室で星を研究している。 助手の一人が少し興奮しながら言ってきた。 「博士!この星はどうでしょう?」 「どれだ?」 「この一番小さく写ってるものです」 「…このデータと照合してくれ」 僕は冷静に指示を出した。 カタカタカタ… 静かな空間にパソコンを打つ音だけが響いている。
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