プロローグ

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助手は手際よく作業を終え、僕にいつもの明るい感じで話しかけてきた。 「先生、一つ聞いてもいいですか?」 「…なんだ?」 「先生はどうして星を研究してるんですか?」 助手の突拍子もない質問に少し戸惑ったが、すぐに冷静になり 「どうしてそんなこと聞くんだ?」 「先生の助手になってもう5年近くなりますが、そんな話したことなかったものですから」 少し萎縮した感じに見えた。
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