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「健太ー!!」
母が玄関から僕の名前を叫んだ。
何事かと思い少しめんどくさかったが、重い腰を持ち上げ玄関に足をのばした。
するとそこには、母と小さな子供が手をつないでいた。
僕は訳も分からなかった。
「どうしたの?その子」
「この子うちで預かることになったからよろしくね」
「…は!!?」
一瞬訳もわからなくなりとっさにその子を見た。
すると、その子が難しい顔になった。
おそらく僕の眉間にしわが入ったのを見たからだろう。
すぐに僕は顔を母に移した。
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