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  あんな風に普通に、自然に 一緒に居られた、家族以外の異性は 千宮だけ。 そして、兄以外で 貴子を自分より大切にしてくれたのも千宮だけ。 そんな千宮を ただ距離が離れ、寂しいから、と待てなかった 過去の自分。 いつも、いつも、自分に甘くて・・・ 貴子は弱くて・・・ そんな自分が大嫌いなのに、変えられない。 ・・・・・・・・・・・・・変われない。 情けなさに涙が溢れる。
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