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  ※※ 中途にページが余ってしまったので 千宮秘話のおまけページです。 本編に影響なしなので興味の無い方は飛ばして下さい。 ※※ 再び離してしまったその手を惜しむように タクシーに乗った千宮は 自らの手をジッと見ていた。 何もかも放り出し、彼女の傍に居られたら いや、 何もかも奪うように、彼女を浚ってしまえたら・・・ どんなに、気が楽だろう。 それでも、それはしない。 それをしてしまえばきっと 貴子は心を閉ざしてしまう。 あったはずの自分へ信頼を壊してしまう。 そう、分っている。
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