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王への謁見──[闇帝の任命式]
※前回の続き
「?何故そうなるんですか~いいですか、神様…天使間での結婚は認められていません、より正確には神界にもこの天界にもそんな制度は存在していません、なので」
『うん、そうだね…でも制度にはないだけで"恋人"として日々を過す天使は沢山いるよね~』
「ええまあ…子供が出来ないだけで性別もあり、行為も行えますからねっ!でも」
『中には恋人を"家族"として扱う人もいるんだよね?』
「…はい、大多数は肉体関係のみですけど…確かに少数ではありますがいますねっ!!ですが」
『世界を跨ぐ遠距離恋愛は大変だよ?』
「ああもう~~~話を聞きなさい、この駄神がぁぁっ!!!!!!!」
『えっ!?何をおこっ…ぶはぁっ』バシーン
「いいですか駄神様」
『駄神様!?』
「私達は『えっ、決定なの?僕の駄神呼びは決定なの?』」ピクッ
「……レ」ピクッピクッピクッビキッ
『え?』
「…黙ってください神(屑)様、さもないと───永久に黙らせますよ」ニコッ
『ゴクッ…ま、待とうか…』ブルブルブル
「フフフッ」
『ちょっ!?なんで笑いながら近づいてくるの?その握られた手は何…いや、やめっ───<ギュ>───え?何で?』
「………神様が私の話を聞いてくれないからです。こうすればちゃんと聞いて頂けるでしょ」ギュー
『えっと…これ、新手の絞め技とか油断した処をグサリなんて「しませんよ」………』
「今は大人しく私の話を聞いてください」
『……ああ』
「私達は…私とザクヤは────"姉弟"なんです…」
・・・・・・・・・・
『………ん?は?はぁっっっ!? 姉、弟?嘘だよね?元の種族は違うし、そもそも住む世界そのものが違うよ…ね?』
「確かに今は種族も住む世界も違います。でも私達は間違いなく姉弟なんですよ?」
『うん、大丈夫だよ…そんな嘘を吐いてくれなくても解ってるから……僕は2人の仲を祝福するよ(君が笑顔で居てくれるなら…僕が血反吐を吐くくらい)』ゴフッ
「ちょ、神様何で血を吐いてるんですかっ!?違いますから…本当にザクヤとは姉弟なんです!!あの子は元はこの世界の"エルフ"で、3000年前の内乱の時にあっちの世界に跳ばされただけなんです」
『へ?…………へぇ~(ダラダラ
じゃ、じゃあさあ…もしかしなくても…被害者…だったりするのかな?』
「……はい」
『ぁ~~~~……終わった…もうこの世界駄目かもしれない…』サァー
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