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そのあと、ミカエルさんと話をして殺しの件は取り止めてくれた
話をすれば分かるが、棘が取れたかのように優しい
「それでですね、此方が言い出した事ですし…願い事の数はそのまま……いえ、迷惑も掛けましたから3つでいいですよ」
何この天使、もう優しすぎて泣きそうです
ありがとうございます。ミカエル様ぁ
「フフフ…様は止めてください、私は一介の天使ですから」
何故この天使が天使で、あれが神なのか解らない…
どう考えてもミカエルさんの方が神に相応しく思う
でも、変わり過ぎてある意味不安……なんて感じてません、すいません
「謝らなくて良いですよ、よく言われますから……寝起きのミカエル様は幻かって」
つまり、今だけなんですね。あれでも、さっき…2人をなぐっ
「あれは反射的にと、睡眠時間が短かったのが原因ですね~今はもう大丈夫です」
ホッ良かったぁ
と、そうこうしている内に2人が目覚め…真面目な話が始まった
勿論、2人とも殴られた事に関しては何も言わない
お互いに何も無かった様に自然と振る舞っていた
『じゃあ、転生だったね…何か望む事はあるかい?』
それはまあ、やっぱり"世界の知識"かな
できれば世界に関する(住んでいる生物も含む)情報を何でも調べられる"検索"ができるようにしてほしい
ついでに記憶力も良くして置いて欲しいです。調べたのに覚えられないと不便なので…(勉強も楽になるし…)
『うん、まあそのぐらいは軽くできるんだけど……言ってなかったけ?僕達世界神は世界の生き写しであり、世界そのものなんだよ』
だから?
『君は男に自分の全てを晒け出したいと思うかい?』
俺はノーマルだから嫌だけど神様が性別で差別していいの?
『そうだね~周りからすれば種族も違うし…この世界の人間を(肉体的な意味で)生み出した親みたいなものだからあんまり抵抗はない…ように見えるけど…嫌なものは嫌』
ああー成る程…理屈じゃないんだ。じゃあ二つ目の願いは────だ
男は嫌なんだろ?
『まあ、そうだけど………なんか…ごめん……』
辞めろ憐れむな…
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