プロローグ

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3時間ほど戦い続けて、ようやく理解した。 ───俺はこいつに勝てない運命だと。 実力では明らかに勝っている。 しかし、勝てない。 それが、運命か。 ならば─────── 俺は剣を鞘に納めた。 「………なるほど。 お前のは……そういう力か」 「理解が早いですね。 そうです……僕の力はそういう力です」 「…………わかった。 力を貸そう………お前の言う平和にも興味が湧いてきた」 「そうですか。 心強いですよ………… 英雄の力を貸してもらうのはね」
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