第2章

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つちのこ:カメレオン君は透明になれるの? カメレオン:俺は背景と同化する習性があるからな。ただし、ペットでいる間はあんまし使わんな… つちのこ:私、カメレオン君のために何かしたいけど、透明にも存在感あり過ぎる生き物にもなりたくないの パソコンの前で俺は呻いた。そうだった。土子は透明人間になりたい訳ではなかった。俺への謝罪? 土子、俺に何をした? 死んだ俺が見えるのは、土子も死んでいるからじゃねえか。そう思うとゾッとした。 カメレオン:つちのこ、お前、生きてるよな? つちのこ:カメレオン君のためなら死んでもいいよ カメレオン:バカ。そんな言葉簡単に口に出すんじゃねえよ。ラスベガスの夜空を見上げながら言う台詞だぜ? つちのこ:綺麗な空だね カメレオン:お前は呑気でいいのな つちのこ:カメレオン君、君は透明でいた方が幸せだと思うよ カメレオン:何か知ってんのか? つちのこ:教えたら本当にカメレオン君がどこか行っちゃう。ダメ。教えれない カメレオン:自分勝手だぞ?? つちのこ:私、カメレオン君がいないとダメな人間なの カメレオン: ……… つちのこ:ごめんなさい カメレオン:つちのこが人間のフリをしているのか?!
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