第2章

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夜の帳が降りて、夜行性の生き物が目を覚ます頃、【透明人間サークル】の活動が開始された。チャット欄に俺の緑の文字が光っている。 カメレオン:俺礼央。カメレオンの礼央。良い名前だろ?ご主人様は綺麗な女の人で俺、毎日ハッピー♪^_^ つちのこ:その女の人は爬虫類、大丈夫なの? カメレオン:女友達に見せる度に俺のこと、面白いって言うぜ。ご主人様、OLでな。毎日、正装するのに時間かけるんだよ。服に汚れがあったら、許せない主義らしい つちのこ:私は都市伝説的な生き物だから、ペットじゃないの カメレオン:どこで暮らしてるんだ? つちのこ:亀田町の新た街のラーメン屋の裏。誰も来ないんだよ カメレオン:何食べて過ごしてるんだよ? つちのこ:ご飯なんていらないの カメレオン:おおっ!!流石都市伝説的な生き物だな つちのこ:そうかな? カメレオン:ペットでも冬場厳しいのな。前、ご主人様が暖房シートの電源付け忘れて寒さのあまり死ぬかと思った! つちのこ:私、温度に対する体感ないからヽ(´o`; カメレオン:はいはい、スゲーな つちのこ:(T . T) カメレオン:気にすんなって!自慢する奴には制裁が必要なんだぜ?
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