第2章

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カメレオン:俺のフィアンセは化物と言っていたぞ ライオン:楽しいストーカーライフを送って下さいm(_ _)m 土子が寄って来る。 色っぽく塗られた真紅の唇を俺の耳元に抑え付けた。 「今夜も待ってるからね、パラダイスHotel。来なかったらどうなるか、分かってるよね?零水君」 俺は恐怖に身震いした。 こいつ、土子じゃねえ!土子は男を警戒する女のはずだ。こんな強引だと困っちまう。 ライオンの影は返してやる。その前に土子の身体を味わっても誰も文句言わねえよな? 俺は言った。 「今からがいい」 土子だけでなく母さんまで、顔を赤くする。 母さんはまたゴボウを捨てた。 「行ってらっしゃい、土子ちゃん、礼央」 カメレオン:ちゃんと影返してやるよ 「土子、行こうぜ。今日は俺の車パンクしててな。近所の悪ガキ共の仕業だろう。お前の車で連れて行ってくれないか?」 土子が小走りになる。 「ウチの駐車場に置いてあるの。回して来るから5分ぐらい待ってて」 土子は5分もしない内に、俺の家に辿り着いた。 2人して素早く、車に乗り込む。土子の陰キャライメージがボロボロに崩れ去った。 ヤりたかったのなら、最初からヤりたいって言えよ!
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