47人が本棚に入れています
本棚に追加
「それじゃ、オレは帰るよ」
ごちそーさん、と声をかけ、ジェイは席を立った。
「やっぱり眼鏡の子に会ってみるよ。もしかしたら楽しいかもしれないし」
「……そうですね、でも、相手にも気を配ってください。深追いは禁物ですよ。その……心配する方もいますから」
「分かってるよ。親心ってヤツだろ?ホントにサリヴァンはいい人だなぁー。おかっぱも似合ってる」
棒読みで喋るジェイに対して強ばった笑みを浮かべ、サリヴァンはジェイに会釈をした。
ひらひらと手を振ってジェイが店を出る直前、ウッドボウの野太い声が響いてきた。
「あいつの恋愛相談でもしてたのか?さすがサリヴァン…………」
最初のコメントを投稿しよう!