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海のまんなかの小さな島に、背の高い【とう】がありました。
むかしむかしの戦争で作られたその【とう】は、戦争が終わると、だれもいなくなりました。
とてもじょうぶで、かたい【とう】だったので、何年たっても、その【とう】は壊れないまま、海のまんなかにたっていました。
とてもじょうぶで、かたいその【とう】に、ある日からドラゴンが住むようになりました。
とてもとても強くて、とてもとても恐ろしいドラゴンは、ときどき近くの町にやってきて、
人間をやまもり、ぺろりと食べると、まんぞくしてまた、【とう】にかえっていくのでした。
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