第1章 【黒の勇者とドラゴン】

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森のけんじゃは、心のやさしい兵たいさんのことが気に入り、兵たいさんにいいました。 「【とう】にすむ緑のドラゴンは、 とてもつよく、とてもかしこい。 ずるいまねをすれば、 たちまち、ドラゴンは おこりだしてしまうでしょう。 そうなってしまっては、 てがつけられません。 まずは、はなしをするのです。 あなたは、 きれいな黒い目をしています。 あなたの優しさなら、 ドラゴンも、優しくなるかも しれません。 ですが、それでもだめならば、 しかたがありませんが、 やっつけるしかないでしょう。 ドラゴンはとてもつよく、 きょうぼうです。 あなたが、ドラゴンよりも つよくなるように、 まほうをかけてあげましょう。」
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