第1章 【黒の勇者とドラゴン】

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兵たいさんは、ながいながいらせんかいだんをのぼっていきました。 とてもながいかいだんだったのですが、兵たいさんは休まずにのぼりました。 【とう】のてっぺんは、みはりだいになっていました。 だれも住まなくなってしまってからずいぶんたつので、みはりだいはぼろぼろで、まるでだれからもみはなされてしまったかのようです。 そして、そのまんなかに、とてもおおきなドラゴンがすわっていました。 あまりにおおきなすがただったので、兵たいさんは、ぐっといきをのみます。
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