女課長の心配事。

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 1度そちらに目をやるが、すぐパソコンに戻す。  巧君がここに来る理由は十中八九、私に用があるからだ。  こちらからアクションを起こす必要ない。  声をかけられるまでは、仕事に集中。 「広瀬課長?」 「何? 手短に言って」  耳だけ傾けて、手は動かし続ける。 「昼休憩は……」 「これ片付けてからにするつもりよ、どうしたの?」 「……今日は週1回のアレの日ですけど」 「アレって……あっ」
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