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「有紗は聞いたんだろ?条件」
「あれ、断ったから。そこまで益山落ちぶれてないし」
「でも助けないと赤字じゃないのか?」
「益山を侮らないで。あの婆さんが周りに変なこと吹き込んだってあたしたちは関係ないわ。誠心誠意、本当のことを相手に伝えたら白紙じゃなくなることだってあるの」
「そうなんだ…」
「それに、藤浪くん。あなたにはきっとあたし以上に素晴らしい人に巡り会うと思うよ」
有紗はそう言った
彼は嫌いだけど、本心を言わないと
すると悠真がやってきた
「有紗、大丈夫か?」
すると悠真は洸に会釈をする
「朝よりマシになったよ。今日の仕事終わったの?」
「あぁ。っで、こちらの方は?」
「藤浪くんよ。お姉さんが悠真と同級生とからしいね」
「藤浪由紀子の弟?」
「はい。藤浪洸です」
「わざわざお見舞いに来てくださってありがとうございます。今、飲み物を出しますね」
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