悠真のお願い

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「頼みたいことって?」 「お茶が出されてからな」 南里ちゃんがお茶をチーム長室に持ってきた 「ありがとう」 「ごゆっくり」 南里ちゃんが退出すると有紗は俺を睨みつけた 「何だよ」 「家で言えばいいじゃん」 「久しぶりにこっちに来たからいいだろ」 有紗は嫌な顔をする 「で、頼みって?」 「本社でミューズのグッズ企画するんだけど、一緒にやらないか?それでやるなら本社に戻してもいいって社長が」 「その企画いつから?」 「早くて再来週から」 「今のプロジェクトを引き継がせるには確かに再来週はありがたいけど…」 「いや、有紗のチームも本社だぞ」 「はい?」 「社長がここの系列を本社と吸収して特別チームをこっちで組織させるからここのチームを本社に構えるとか言ってた」 パパさん急すぎる 「まぁ、いいんじゃない?」 俺は笑っているが、有紗は怒っている
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