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「彼女は彼女で悩んでるんじゃないか?」
「そうか?」
俺は雅也を見た
「愛が言ってたぞ。悠真の彼女は藤浪とのこと悠真には教えなかったって」
後から聞いた婚約のことか?
「婚約か?」
「違う。どうやら愛の目の前でお前の彼女はビールを頭にかけられて、ナイフを突き出されたんだと」
まじかよ…
「その時にお前の彼女は、益山なんて捨てる覚悟があるからあたしは堂本悠真といるの。あなたは家を捨てられるかって聞いたらしい」
有紗らしい…
「その後に藤浪が、家を捨てられても会社は潰せないでしょ?あなたはわかってないって言ったらしい」
「それで有紗は?」
「しばらく時間がほしいと」
「そうか…」
「でも、良かったんじゃないか?彼女にとってお前は益山を捨てても一緒にいたい存在なんだろう」
照れ臭い
「俺は戻るけどお前は?」
雅也に言われて自分も戻らないといけないという現実を見て急いで戻った
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