グッズ企画

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家に一足先に仕事を終えてスーパーに向かった有紗はメニューを考えていた 今日は何にしようかな… 鶏肉あるから親子丼にしよっと すると有紗の近くを5歳くらいの幼稚園児が通った その子供はお母さんの元に向かっていた 有紗はふと考えていた もし、あの子が生まれていたら自分はどうしていただろう 今のように仕事もできないかもしれない 今のようにみんなと飲みに行けなかったかもしれない ママとパパに今よりも心配かけていたかもしれない そう思うと切なかった おそらく今の生活と180度違う生活を送っていただろう… 買い物を終えてマンションに戻ると悠真が帰っていた 「早かったね」 「なぁ、有紗」 「あたしが遅かった?ごめん」 すると悠真は有紗を抱きしめた 「嫌なことがあったの?それとも鳥見山さんと森下さんのこと?」 どうして悠真が抱きしめてきたのかわからなかった
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