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それからお互いの馴れ初めを話して盛り上がった
「堂本先輩と有紗ちゃんは復縁なんすか?」
「元々、2年半付き合ってた」
「なら、結婚もするんですか?」
「おそらく今年中には入籍する」
「結婚式は絶対招待してくださいね」
恭平とみなみさんは似ている
性格なのかよくわからないが
「呼べたらな」
そんなこと言っていると、有紗が俺のスーツの裾を握ってくる
時間を見ると9時だ
そろそろお開きにしないと明日も仕事だからな
「そろそろ帰るか?」
恭平は時計を見た
「明日も早いですし…」
「えー、もっと話したかったのに」
みなみは駄々をこねる
「有紗ちゃんは?」
「明日も早いから…」
するとみなみが有紗の肩を軽く叩く
「有紗、もっと飲みなさいよ」
俺はそれを見ながら恭平の酔っ払った時の姿とみなみちゃんの今の姿がそっくりで笑った
「先輩?」
「悪い。お前ら2人似てるなって思って、特別に泊めさせてやるよ」
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