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「O型が足りない？」
コクリと頷くと先輩に俺はすぐに言った
「先輩、俺の使ってください。O型だから」
「ありがとう」
じゃあ、ここで取らせてもらうわ。
そう言うと、看護師に頼んで診察室へと連れていかれた
「南里ちゃんもあいつについてやってくれ」
「部長、隆太は大丈夫です。それよりも有紗さんの病室に入ってもいいですか？」
「あぁ」
あたしは有紗さんの病室に入った
すると、有紗さんがぼんやりと上を見ていた
「有紗さん気づきましたか？看護師さん呼びますね」
そう言うと、あたしは近くにいた看護師さんに有紗さんのことを言った
そのあと、部長にも言った
「有紗」
部長は病室に入るとすぐに有紗さんに声をかけた
「大丈夫か？」
コクリと頷く有紗さんに部長はホッとしていた
「ゆーま」
小声で有紗さんは部長を呼んだ
「ん？」
「ありがとう」
「ん」
すると有紗さんはあたしの方も見た
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