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「詳しいことは知らないけど、どうして俺はダメなんだとか聞いたとか?その男に抱かれている有紗ちゃんを見たくないとか?ワガママだなって思ってた。今回はおそらく、有紗ちゃんに対して復讐みたい。刑務所生活が辛かったんでしょうけど」
「確かに辛そう…」
「隆太、ちょっと寝たから良くなったみたいね。有紗ちゃんに顔出して帰った方がいいよ。明日もあるし」
時間は20時を回っている
有紗さんが目を覚まして1時間は経っていると思う
「わかった。先輩ありがとな」
そう言うと隆太とあたしは有紗さんの病室に入った
すると部長が有紗さんの手を握って寝ていた
「心配しすぎて疲れたみたい」
クスっと笑った有紗さんを見て隆太は安心したみたいだった
「悠真さん、なんだかんだ言って有紗さんが好きなんですよね」
「なんだかんだは余計かもね。あたしだって悠真が好きなんだから」
「悠真さん、有紗さんが会社にいなかったら社長令嬢として気を遣わないんじゃないですか?」
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