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「こんばんはー」
「今日も来てくれたの?ありがとう」
有紗はそう言うとお茶を出した
「ご飯食べてたんですか?」
隆太が悠真に聞いた
「あぁ。お前らは食べてきたのか?」
「はい」
「あたしはこの通り元気だからあまり見舞いに来なくても大丈夫よ」
「有紗先輩より悠真さんの方が心配です」
隆太がそう言うと有紗は笑った
「おい、有紗」
「隆太も南里ちゃんも心配しなくて大丈夫よ。悠真は仕事人間だけどセーブさせてるから」
悠真さんは、完全に尻にしかれてるな
俺は2人を見て楽しんだ
「美緒、帰るか」
「もう?」
「悠真さんは大丈夫だから」
「俺は大丈夫だぞ。お前に色々言われたくない」
「はいはい。じゃあ、先輩、また来ますね」
「はーい」
2人が帰ると有紗は俺を見た
「なんだ」
「ちゃんとご飯食べてる?」
「あのな、俺だってご飯食べるから」
そうかもしれないけど…
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