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1週間後
有紗の症状が落ち着いてきたため、有紗は溜まっていた仕事を始めた
「あまり無理するなよ」
「わかってる。みんながやってくれた分があるから思っていたより仕事なくてショックなの」
「俺的にはあまり仕事してほしくないけどな」
「何それ」
有紗はぷくっと不貞腐れる
「俺、お前がいなきゃ頑張れないから、帰ってきておかえりってお前に言われたいんだ」
すると有紗の顔が赤くなる
「ばかっ」
「俺だって恥ずかしいさ。でも、有紗にしか甘いこと言えないから」
俺まで赤くなったじゃないか
「ゆーまのバカっ」
俺に枕を投げた
「悪かったなバカで」
俺は帰ろうとした
「待って」
「ん?」
「好きだよ」
有紗が突然言ってきた
どうしていいのかわからん
ここが病院でなければ襲っていただろう
「悠真、明日もここによってくれる?おかえりって言ってあげる」
「退院してもおかえりって言ってくれるか?」
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