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「うーん、ダメな時はダメだけど、悠真がそれで疲れを癒してくれるならいくらでも言うし、側にいるよ」
俺は有紗に愛されているんだなって感じた
「悠真にしてほしいことは…」
「あまり無理難題突きつけるなよ?」
「そんなことしないもん。おはようとおやすみは言ってほしいな」
「言ってるだろ?」
「うん。でもその言葉であたしは愛されてるって実感してるからこれからも続けてね?」
有紗が俺を下から見上げる
その表情は反則
俺は有紗という麻薬に溺れたようだ
「退院して旅行行こうな」
「社員旅行もいいけど、2人でも旅行行こ?あたしね、温泉行きたい」
温泉…
その響きだけで俺はやばかった
エロいことを考えているわけではないが、有紗の浴衣姿に手を出したくなる
それは本人には言えないが
「社員旅行が草津らしいから有馬とか行く?」
「城崎温泉も和倉温泉も別府、湯布院温泉もいいね~」
彼女は行く気満々だ
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