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「ねぇ、どうしてこのタイミングでプロポーズしたの?」
「俺、有紗に執着心持ってるから」
「じゃあ、あたしが後輩の男性社員と喋るのも嫌なの?」
「もちろん。だって有紗は俺の女だろ?」
「悠真ったら…」
有紗は嬉しそうに笑った
俺ってバカだよな
そう思いながら有紗の嬉しそうな顔を見るも帰る気も起きなくなった
「悠真って仕事では冷たい男なのにね」
「別にいいだろ」
「じゃあ、ブライダル誌買って、式場とかプランとかこの際だから色々見てみる」
「退院したらドレス見に行こうな」
「婚約指輪と婚約パーティーの準備も」
「湊さんのところの子供が生まれてからな」
「9月に生まれるって言ってたから11月くらいに婚約パーティーをして3月に結婚式する?」
「それは社長と相談しないと」
「パパはどうでもいいのっ」
「でも、会社は大事だろ?」
「あたしのことだったらあたし優先でいいって言うはずだもん」
確かにあの親父さん有紗には甘いもんな
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