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「はい。有紗を幸せにします」
「それを聞けてよかったよ。とりあえず、有紗の辞職の件は保留にしておくよ。それから、悠真くんもあまり無理のない程度に」
「わかりました」
俺は頭を下げた
「有紗、来月の社員旅行までには復帰しろ」
そう言うと帰っていった
「ほら、悠真も帰らなきゃ」
「もう少しいる。あのさ、有紗はどこで婚約パーティーと結婚式を挙げたい?それからドレスとかも色々あるだろ」
俺は、有紗を中心に考えようと思っている
「そうね…。益山のブライダルでいいなって思ってるのは、ホテル中にあるんじゃなくて、外に式場があるあそこがいい」
確かにあそこは海辺がすぐそばに広がっていて結婚式にはいい場所だ
「わかった」
「でもね、みんなのプレゼン見てから決めてみる」
「プレゼン?」
「あたしたちの結婚式はみんなのプレゼンの試作になるだろうなと思って」
クシャっと笑う有紗だった
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