736人が本棚に入れています
本棚に追加
/580ページ
「あたしのこと誰だと思ってるの?益山社長の娘よ。うちは社内恋愛禁止にしてないし、結婚したら夫婦で同じところに転勤にすることも可能よ。あたしたちは先代から社員を大事にしてるから」
有紗は笑った
「有紗…」
「悩むことなんてない。あたしは梨花の恋を応援してる」
「ありがとう」
「結婚式は奈々たちも呼んで楽しくしたいねー」
すると梓さんがお茶菓子を持ってきてくれた
「これ差し入れ。ゆっくりしてね」
「梓さんありがとうございます」
「これ、悠真さんからよ」
そう言って梓さんは去っていく
「堂本さんって気配り上手ね」
「部長だしねー」
あたしはお菓子を食べる
その後梨花もお菓子を食べる
「そんなこと言って有紗、嬉しいんでしょ」
「もちろん。悠真は優しいもん」
「梨花の彼氏の年齢聞いてもいい?」
「3歳年上なんだ」
「悠真と同期?」
「違うの。1年留学してたから1年遅く入社したみたい」
最初のコメントを投稿しよう!