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「とりあえず、坂田には結婚式じゃなくて次の日にある宴会には参加すると伝えてあるから気にするな」
「はーい」
なんだか納得していないような返事を返した有紗だが、久しぶりに見た表情に俺はちょっと弄りたくなった
「なんだよそのふてくされた顔」
「は?」
やっぱりそう返したか
「してるだろ?むしろ腹立ってるだろ」
可愛いけどな
意外と変態だな俺
「うるさいわね。関係ないでしょ」
「さぁなー」
「もう、悠真ひどい」
俺はそう言いながら有紗を壁の方に追い詰めていた
「どうなんだよ?坂田の結婚式に大学の仲間が来るって聞いて自分も行きたいとか思ったんだろ?それでふてくされて、俺に言われたから腹たったのか?」
有紗の顔が紅くなっていくのを見て俺は楽しかった
変態だなと内心思う
「ひどい…」
小さくそう呟いた有紗に俺は首筋を舐める
「ここ会社」
「そんな顔して襲わない男がどこにいるか知りたいね」
そう言って俺はニヤリと笑った
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