736人が本棚に入れています
本棚に追加
/580ページ
「茉音か」
「はい」
湊は悠真と2人でエレベーターに乗る
「美紀さんが帰国したことで真相が明らかになってしまうことを恐れたのかと」
湊は腕を組む
「茉音が前山の血を引く娘ということか?」
「そこまでは知りません」
「とりあえず何かあった時の対策を練るしかない。病院は海堂にして、ホテルはアンドロワではなくスカイラインを手配するか」
「茉音ちゃんなら姉貴の家でも大丈夫かと。翔太とも仲がいいし、なんなら俺らのところでも」
湊はこれから生まれてくる息子がいる状態のため、茉音を預かることはできない
「そうだな…。お前らの家も警備は厳重だもんな…。何かあった時は頼んでもいいか?」
「もちろんですよ。湊さん」
するとエレベーターが営業開発のあるフロアに止まったため、悠真は先に失礼しますと言ってエレベーターから降りた
湊はこれから大きな問題がアンドロワと前山で起こることを考えた
最初のコメントを投稿しよう!