最悪な事態

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大丈夫… 犯人の要求はあたしたちじゃない すると警備員が誰かを探し始めた 「社長。社長一体何が?」 どうやら犯人はジェットコースター事故の被害者らしい だから犯人は社員を中心に暴言を吐いていた 「この客も死ぬのか?」 「社長が謝罪しない限り客の命はないと思え」 客1人がナイフを突きつけられる 「お姉ちゃん…」 茉音は有紗と悠真を離さないようにギュッと強く握る 「そこの子供」 犯人は茉音に言った 茉音は泣いている 「お前も殺されたいか?」 茉音は首を横に振る 「そうだろう?騒がず大人しくしとけよ」 茉音は泣く 子供ながらに怖いのは大人の2人でもわかる 偶然、巻き込まれただけだからすぐに解放されると やはり動いたのは警察庁関係者だ 「人質の解放を」 「ならん。社長が慰謝料の支払いと土下座するまでだ」 「これ以上、罪を重ねないでください」 その声に聞き覚えのある有紗だった
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