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「それでもあの子は俺の子だろう?」
「美紀ちゃんに聞いてください。美紀ちゃんがわかってますから」
「有紗ちゃんは美紀の性格を知ってるからわかってるよね?」
有紗は美紀が言わないことを知っている
「有紗ちゃん。美紀に会って話をしたいんだ。会わせてくれないか?」
「スカイホテルの私の部屋わかりますか?」
スカイホテルとは益山の系列ホテルの1つだ
「スカイホテルはわかるよ。でも有紗ちゃんの部屋はわからない」
「10階にある部屋が私の部屋です」
「上層階にあるのかと思った」
「私はあまり高いところは好きじゃないので」
有紗は美紀と誠がちゃんと話すことが1番だと考えて居場所を教えた
「ありがとう」
するとドアの開く音がした
そこにいたのは湊だった
「お兄ちゃん…」
「誠さん。約束してくれますか?」
「何を?」
「有紗と悠真を巻き込まないことです。あなたの周りが2人を調べているんですよ」
誠は父親がやっていることだと気づいた
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