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「悠真お兄ちゃん。本当にママは死ななくてすむの?」
この言葉を聞いて、俺はこの子は何か知っていると思った
「大丈夫だよ」
「本当に?」
「茉音、何に怯えているの?」
「パパはフランスで出会った人じゃないんでしょ?パパは、茉音を知らないでママと別れたんでしょ?」
「茉音どうしたの?」
「知ってるの。ママがバツイチだって」
「そっか…」
「おじいさまがなくなった理由も殺されたからだって」
「どこで知ったの?」
「ママの会話から。多分、おばあさまと話しているときだと思うの。茉音のことを守るために彼に嘘つきました。おかあさん、茉音は私と彼を離れ離れにした大切なものであり、守るべき命なんです。だから、茉音だけでも救ってください」
その言葉を聞いて有紗は泣いてしまった
悠真は有紗の頭を撫でる
「悠真お兄ちゃんは知ってるんでしょ?パパを」
「多分、事件が解決したからわかると思うよ」
悠真はそう言うが、ビールを飲んでいるため運転はできない
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