茉音と有紗

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「本郷学園の教師だったわよ?」 「本郷ってあの?」 「うん」 本郷学園は結城家の系列と言ってもいい そして、金持ち子息と一般でクラスを決めるわけではなく、公平に学力でクラス分けをする そして、マスコミ対策も完璧で少人数クラスを徹底している 「高校生の頃は結城だとマズイから小野寺で通してたみたいだけど。それと、真菜の両親が殺されて大変だったと思うけど、今は解決しているみたいだし」 有紗はそう言うと俺の膝の上に乗ってきた 「どうした?」 「社員旅行のとき、お風呂上りに宴会行かないでね。あたしの悠真だから」 来週の社員旅行は有紗と部屋が一緒だとまだ伝えない 「行こうかな」 「そんなー」 冗談に決まってる 「有紗は浴衣姿でうろつくなよ?襲われると困るから」 俺は有紗にキスをする 「襲われたりしないもん」 「酔っていると男は獣だから」 俺はそう言うと有紗の胸に顔を当てる
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