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「まぁ、駿さんはタイミングで決めた方が」
諒太は苦笑いしている
「諒太、桜子のこと教えてくれてありがとう。ったく、あいつ俺のプロポーズを覚えてなくてまたしなきゃいけねぇとかだるい」
その言葉に俺は笑った
やっぱ益山一族より小川一族の方が面白い
まぁ、あのお節介なおばさんが益山に嫁いだだけでこんな変わるんだもんな…
そんな中、有紗に電話がかかった
「もしもし?」
電話の相手はどうやら高校時代の同級生らしい
「えっ?」
有紗はテレビをつける
そこにいたのは、結城真菜が娘の結菜と一緒にいた
「このリポーターどこかで見たことない?」
「あっ、あの有森くん?」
「そうなの。それで、有森くんが同窓会やらないかって」
「高校の?」
「それで、益山のホテル使いたいなって」
有紗はホテル事業部のスケジュールを見る
「あたし、営業開発だからホテル事業部はあんまり知らないんだけど」
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