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「藤浪さん」
「有紗ちゃん大変だろ?こいつら有紗ちゃんのこと知らないから」
あたしは苦笑いをした
「どういうことだよ」
「有紗ちゃんが高校生の頃に堂本と付き合ってたんだよ。だけど、有紗ちゃんが大学生になった時、アルバイト先で強盗にあって、まぁ、その犯人はこの間、有紗ちゃん刺したやつだけど、あの頃から堂本に嫉妬して有紗ちゃんを刺したんだ。そのあとだよ、堂本が仕事人間になったのは」
「へぇー、堂本って元々から性格悪いわけじゃないんだ」
そこに南里ちゃんが話に入ってくる
「部長は、優しいですよ?まぁ、他の部署の人に対しては冷たいかもしれないですけど」
「まぁ、俺らは同期なだけであいつと杉山の出世に嫉妬してるだけかもな」
「だな」
「あそこに入れてもらおうぜ」
3人組は営業開発から離れた
「藤浪さんありがとうございました」
「いや別に」
「藤浪さんって坂田くんと同じ開発部ですよね?」
有紗は益山がいろんな事業をしていることをあまり把握していない
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