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「坂田と俺は営業。営業開発が次年度から企画開発専門になるって辞令が半年前くらいに出てたから、坂田と一緒に営業の基盤固めてる」
すると悠真が藤浪さんを呼んだ
「ごめん。堂本から呼ばれたからまたね」
「ありがとうございました」
有紗はお礼を言って少し宴会場から離れた
有紗は星が見たくて宴会場を離れている
「有紗さん」
有紗を呼んだのは初めて会う社員だ
「えっと…」
「初めまして。私は、総務の横田です」
「初めまして」
有紗は笑顔を見せる
「あの…」
「あなた入社1年目?」
「はい」
「そうなんだ」
「有紗さん」
「どうしたの?」
有紗は彼女の目を見た
「私、国際付属なんです。大学も有紗さんと同じです」
「そうなんだ」
「英語の花田先生と日本史の境先生が有紗さんに会うことがあったら、今度の同窓会に顔を出して欲しいと」
いつも有紗は同窓会を避けていた
だからだろう
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