大学4年生の悠真

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「膝枕してくれ」 「うん」 俺は有紗の膝を枕にして横になった 「有紗…」 「ん?」 「高校生のお前はなんであのとき俺と付き合おうと思ったんだ?」 「えっとね、気があったからかな。趣味も違うけど、似たような考え持ってたし、大学生が大人に見えたのよね」 有紗ははっきりと言わない 「俺のどこが好き?」 酔ってるからかもしれないが、俺はとことん聞く 「悠真の笑顔が好きだよ」 「あとは?」 「うーん。優しいところかな」 「あとは?」 「スーツが似合うから?」 「他には?」 「悩んだとき、髪をくしゃくしゃするとこ」 言ってる方が恥ずかしくなってきた 「悠真のバカ」 「有紗は、可愛いな。俺は、有紗の目が好きだよ。肌が柔らかくて好きだよ。優しくてみんなから頼られるかっこいい女の子だよ」 悠真のその話に、シラフの時は言わないくせにと思ったこと酔いが覚めた彼には言わないでおこうと決めた
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