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「斉藤さんがお兄ちゃんたちの結婚式の料理作ったの?」
坂田と夏希は食べながらその様子を見ていた
「いえ、三好さんが」
そっか、お兄ちゃんは三好さんの料理が大好きだったもんね
「ありがと。もう持ち場に戻ってもいいわ」
斉藤さんが戻ると有紗は黙々と食べていた
「チーム長はもう行ったのか?」
「うん。今日から二泊三日で研修」
チーム長も日曜なのに大変だな
「坂田くんだって本社勤務なんだから今回の研修知っていたんでしょ?」
有紗はそう言った
「今回の研修はチーム長にとって最悪だと思うよ」
「どうして有紗さんの前でそんなこと言うの」
夏希はきつく言った
「チーム長が言ってたから」
すると一件の仕事のメールが有紗に届いた
「仕事?」
「うん。ごめん、あたしも行かなきゃ」
有紗はそう言ってレストランから出て行く
「2人とも大変そうだよね…」
夏希はそう言ってご飯を残さず食べた
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