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「黙れ」
「有紗は関係ないでしょ?」
「黙れ」
俺は孫娘の首元に刃物を当てていた
孫娘は泣いている
「おばあちゃまー」
そして会長は俺の方へ一歩ずつ向かってきた
俺は孫娘を刺そうと腕を振った時、会長が孫を守って刺されて死んだ
「これが、犯人から聞いたことだ」
晴一はそう言うと、悠真を見た
「だが、俺は違うと思う。有紗は何かを知っていた。俺は有紗にとって傷つくものだと思ったから記憶を操れる人に塗り替えてもらったんだ。だが、その期限も残りわずかだ。一瞬蘇った時、君の名前を呼びながら、会社の秘密データらしきものを呟いた。俺はそれを聞いて必死に探したが出てこないんだ。君がその事実を知ったら湊に教えてくれないか?」
「もし有紗が思い出したのなら…」
しかし、有紗は俺に言うだろうか?必死に自分で探すのではないか?
俺はそう思ったが、おじさんが俺に言うというのだからそうなのかもしれない
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