彼女の母親から言われた言葉

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「さっきから時間気にしてなかったじゃないか」 「あのね、恋人がいるのにあなたたちについていくとでも思うの?」 みなみは男たちにそう言った 「普通は、ワンナイトを楽しむだろ」 この人たちチャラい すると、瑠奈の電話が鳴る 「もしもし?」 相手はどうやら堺さんらしい 電話を切ると瑠奈は有紗と目を合わせる 「堺さんのところ行くんでしょ?」 「ごめんね」 そして瑠奈は店から出た さぁ、これからどうしようか 1人の男が有紗の肩を持つ 「ごめんなさい。あなたたちにふさわしい女性を探した方がいいと思うわよ」 「いいじゃん。お姉さん美人だし」 「体調悪いから病院に行きたいの」 「週末なのに病院って空いてる?」 「大学病院に行くから。そしてその人は今から彼氏とデートなの。帰してあげて」 みなみは有紗の隣に立った 「面白くねぇーな」 有紗はみなみを連れて店から出た 「支払いは?」 「もう払ってるから」
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